僕の人生は、比較的逆張りだ。
バブル経済が崩壊する →頃合いをみてマンションを買う。
→まだ下がる。
ライブドアショックが起きる →頃合いをみて株を仕込む。
→なんとかなる。
リーマンショックが起きる →頃合いをみて株を仕込む。
→まだ下がる。
みんなが逃げ出して、価値が下がっていく時に買うのが「逆張り」。
お祭り状態で人気が上昇している時に買うのが「順張り」。
経済と言うのは「1929年のウォール街の大暴落」前からみて、
長期的にみれば、肥大の一途をたどっている。
つまり1929年前に株を持っていて、大暴落して、
それでもなお半額以下になった株を放置しておけば、
現在はプラスになっているのだ。
…歴史は繰り返す。
…人間は飽食にしてなお富を求める。
つまり、人間社会を全体的にみれば、
原始回帰、自然回帰を唄いつつも経済は発展の方向に動いている。
終身雇用の崩壊、年金制度の崩壊など、
大きな幹にぶら下がっていればなんとかなる時代はとっくに終わっている。
…と言われている。
株が暴落して、触ったものはみな怪我をして逃げて行く。
が、痛みが去ったらまた、手を出す。
痛みを味わった同じ人間が手を出す事もあるし、
新たな人間が手を出す事もある。
ニューリッチはどんな時代も生まれているし、
新成人は毎年生まれている。
経済学なる理論武装をして、英知を傾け、統計を取り、
より高い確率をはじきだし、さらなる金融商品を生み出していく。
そんな事を繰り返しながら「投資」というマネーゲームに
酔いしれて行く天才たちが根絶やしにされない限り、
大きな流れでのギャンブルはなくならない。
…んで、じゃあ、僕はいくら儲かったのかって?
まあ、マイナス50%の儲けかな。
えっ?懲りないのかって?
だってさ、金はしょせん金じゃん。
頭を使うのを止める事の方がよっぽど怖いのさ。